諸塚・南川神楽/「荒神問答」と「舞荒神」による舞い収め【「神楽を伝える村へ」<32>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】
【荒神問答】三体の荒神は、それぞれ神主と長い問答をする。荒神は、自分たちの支配する山・森・村などに無断で入り込み舞台をこしらえ賑々しい祭りを行なっていることに怒り、異議を申し立てるのである。これに対し渡来の祭祀者たる神主は太陽神・天照大神が岩戸にこもり、この世が闇に閉ざされたため再来を請う神事を行っているのだと理(ことわり)を述べる。これ以後、延々1時間に及ぶ問答があり、その過程で神楽の由縁や神仏の集合、四季五行の法則、宇宙星宿の運行と神楽の関わりなどが解き明かされて荒神は怒りを収める。そこへ村人が徳利と盃を持って登場し、和解が成立して神楽が再開されるのである。 【地主神・舞荒神が舞い収める】三宝荒神と神主との和解が成立すると最後に二体の舞荒神が出て、舞い収める。諸塚では「七荒神・八稲荷」といわれ、村ごと...諸塚・南川神楽/「荒神問答」と「舞荒神」による舞い収め【「神楽を伝える村へ」<32>/2023-2024MIYAZAKI神楽紀行】
竹と木と森のアート【友愛の森里山再生ARTプロジェクト2024<5>】
昨日の記事で、家の前の広場の「クララ」の自生地に木の柵を作ったことを「森のアート」だと定義したが、――この程度のことでアートと言い張るのですか?という疑問の声が聞こえてきそうな気がするので、少しだけ説明を加えておくことにしよう。左の写真は、10年ほど前にこの森へ来ていた黒木アンジン君(当時小学5年)と一緒に森の木を伐り出してきた木の橋。ここから森へ通い、整備を続けてきたことが、現在の「友愛の森里山再生ARTプロジェクト」へとつながった経緯がある。右はその橋が古くなったので、一昨年、カワトモ君と一緒に補修・補強したもの。これは一歩進んだ森の中のアート。木組みでツリーハウスやオブジェを作り、たくさんの仲間が集まった。それから二年連続して台風が来て、コロナ過に突入したので、中断していたが、現在は再開している。竹...竹と木と森のアート【友愛の森里山再生ARTプロジェクト2024<5>】
クララの自生地にアートな木の柵を作った【森へ行く道<134>】
4月18日、前夜の震度4(震源は豊後水道・伊予地方は震度6)の地震とその後に降った雨の影響を考慮して、ヤマメ釣りは中止。カワトモ君には、地震と断続的に降り続いた雨の影響で地盤が緩んでおり、次の余震などで地滑りや落石などの恐れがあることを教授しておく。渓流釣りは、自然界の異変や当日の天候の状況などを読み、判断することの大切さを心得ておかなければ、大事故につながりかねないのだ。予定を変更して、我が家(九州民俗仮面美術館)の前の広場に自生している「クララ」を保護するための柵造りをした。竹林から竹を10本ほど切ってきて柵の基礎を作り、さらに周辺の木の枝を伐り出して、手を加えてゆく。これにより、柵がアートの造形に変異するのだ。「クララ」は眩草とも表記される。阿蘇・久住・由布院などの草原地帯に自生する丈高い草だ。夏の...クララの自生地にアートな木の柵を作った【森へ行く道<134>】
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