かさこそ森のプロジェクト/始まっています。【「かさこそ森交流館」の開設へ向けて<4>】
台風が去って暑い夏が戻ってきた。空が青く、雲が白い。いよいよ「かさこそ森交流館」の活動が始まった。「かさこそ森交流館」とは「旧・のゆり保育園」の園舎を片付け、改修・改装を加えながら「かさこそ森カフェ」「かさこそ森ショップ」「かさこそ森のパン屋さん」などが集まり、この地域の人たちや、今は大人になっているのゆり保育園に通った子どもたち、その父兄、石井記念友愛社が運営する10施設の保育園関係者、そして多彩なジャンルのアーティテストなどが集まる交流のスペースづくりのことである。まずは仲間たちが集まり、お掃除から。大人も子供も遊ぶ、遊ぶ。そして鉄のアーティスト松元修さんが持ち込んでくれたピザ窯の設置。ディレクター哲朗さんも満足げな笑顔。このプロジェクトは、片付けから展示、公開に至る過程を記録し、公開しながら進めてゆ...かさこそ森のプロジェクト/始まっています。【「かさこそ森交流館」の開設へ向けて<4>】
百姓の釣り・山人の釣り[九州脊梁山地:ヤマメ幻釣譚<127〉]
先日、私は作家・開高健(1930-1989)が渓流の餌釣りを――百姓の釣りである。と表現したことを――渓流釣りの何たるかを知らぬ虚言である。と切り捨てた。開高氏はベトナム戦争を取材した「輝ける闇」で世に衝撃を与え、反戦思想や平和運動の高まりを促し、ベトナム戦争を終結に導く役割の一端を果たした、すぐれたドキュメンタリー作家であった。旅と酒と釣りを愛した文人・開高は、その豪胆かつ磊落な語り口と洒脱な文章で釣りを語り、われわれを魅了したが、深山の釣り師に言わせれば、彼の釣りは――所詮素人の釣りである。となるのである。ルアーを放り込み、ひたすら大物を狙う。それは冒険活劇としては面白いが、細流を遡り、草藪を分け、蜘蛛の巣を払いながらひたすら源流へ、山中他界と境を接する領域へと釣り進む渓流釣りの神秘とはほど遠い。ヨー...百姓の釣り・山人の釣り[九州脊梁山地:ヤマメ幻釣譚<127〉]
これが川足袋(かわたび)。足元にご注目。 昔からある川沿いの町の釣具屋さんには売っていることがある。大型の釣り道具店ではあまり見かけなくなった。直近ではホームセンターに売っていたという情報がある。それは「田植え足袋」だろう。いずれにしろ靴底にフェルトが張ってある沢歩き用の足袋が、軽快に沢を移動し、岩から岩を飛び移る時などに便利である。「鮎足袋」という少し高度なものもあるがそれもOK。足ごしらえが悪いと、滑ったり転んだり、転落したりと事故につながりかねないのである。昔は藁で編んだ「草鞋(わらじ)」または「足なか」といって足の半分または三分の二ほどしかないわらじを使っていた。地下足袋に藁縄を巻いて使ったこともある。靴式のものや登山靴、底にスパイクの打ってある靴などは重くて滑りやすいのでNG。ひとたび沢に入っ...足拵え[九州脊梁山地:ヤマメ幻釣譚<126〉]
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