カワトモ君、青葉ヤマメを一匹ゲットした日【九州脊梁山地ヤマメ幻釣譚<23-4>】
今季のカワトモ君は、「かさこそ森」のオープンやイベント、雨が続いた日などが重なって、入渓が遅れていた。不登校の中二だが、もう仲間たちに混じって仕事をこなす一人前のスタッフとして参加しているのだ。一年前、この森に来た頃、「水膨れ」と酷評された彼の身体は、渓流釣りや森での仕事、山道の補修、古民家の改修などにより、みちがえるほど逞しくなった。腕には力こぶが出来、胸板は厚く、身長も1メートル70センチを超えて、私よりも重い石を抱え、丸太を運び出すようになった。ここでの学びが彼の自立と成長をうながしていることは間違いない。先週、ようやく巡ってきた今季の釣りはじめの日には、身体がまだ谷になじんでおらず、木の枝に糸を引っかけたり、水中の小石の間に錘が挟まったり、糸が絡まったりして散々であった。二時間ほど渓谷を歩き、私...カワトモ君、青葉ヤマメを一匹ゲットした日【九州脊梁山地ヤマメ幻釣譚<23-4>】
巫女神楽③「神和<かんなぎ>」/miyazaki神楽画帖展―由布院空想の森美術館:別館林檎蔵ギャラリーにて―空想の森から<161>】
巫女神楽③「神和<かんなぎ>」/miyazaki神楽画帖展―由布院空想の森美術館:別館林檎蔵ギャラリーにて―空想の森から<161>】
巫女神楽②熊野/miyazaki神楽画帖展―由布院空想の森美術館:別館林檎蔵ギャラリーにて―空想の森から<160>】
前回紹介した「梁塵秘抄」は後白河法皇が寵愛した遊女・乙前に当時流行していた「今様」という歌謡を舞わせ、集成したもので、「遊女」が王の側に侍るシャーマンであったころの名残をとどめるものである。同時代の記録として都から遠く離れた熊野の藤代王子で、巫女神楽が舞われ、神楽歌が歌われていたことが記録されている。つまり、当時、遍歴の女性芸能者がおり、巫女神楽が舞われていたことが確認されるのである。詞章は霜八度置けど枯れせぬ榊葉の立ち栄ゆべき神の巫女(きね)かもとあり、神社直属の巫女、あるいは神社に奉納された神楽において、巫女が、神を招き、神の場を寿ぐ神楽歌を歌ったことがわかるのである。巫女神楽②熊野/miyazaki神楽画帖展―由布院空想の森美術館:別館林檎蔵ギャラリーにて―空想の森から<160>】
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